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小石川弥生のブログ小説

ブログで小説 絵本、イラストを書いています。

ブログ小説 新作「遺言」1話

ガタンゴトン ガタンゴトン 僕は一人 電車に揺られながら 地図を眺めた...... 9月の下旬となると 朝はなんだか肌寒く 日中は暑いといった 寒暖差が激しく着る服に困る時期だった。 そんな時期 一本の電話で 僕は 起こされ (マジ勘弁してくれよ......今何時だ…

ブログ小説 新作 読み切り版 「メモリー」

(この物語は 一匹の子犬が この世に転生した理由を知っていく お話です。) クーン クーン クーン (あれ?ここは どこだ?俺は......) 自分の姿を見た俺は 脳天から足の先に一気に電流が流れたやような 衝撃を受け 気を失いかけた。 そんな 俺の横に デッカイ…

ブログ小説 最終話 「未來」

手紙を読み終え 過去の僕が いた世界だと知り この手紙の感じから......過去の僕は 老いた姿じゃなく 元の姿で戻れたんじゃないかと 思えた...... そして、もう......二人は 死んで ここは未來......だから この世界に導かれ サクラと出会えたのか......そう…

ブログ小説「手紙」45話

応接室のソファーで 向き合う僕らは 最初に発する 言葉を探すのに 時が流れていた。 長い長い 数分間を 無言のまま 過ぎてゆき 始めに言葉を 発したのは...サクラだった。 何かを 確かめるように ゆっくりと 言葉にしながら 「あの......お名前を 伺っても …

ブログ小説「感情と理性」44話

桜の絵の前で 泣いている横顔は サクラに...... 全身の力という力が 溶けてなくなりそうな......下半身に残った 最後の力で 僕は立っていた。 しっかりしろ!そう言い聞かせ 震える声で 「あの......」 ようやく 声を発する事ができた...... 僕の声で 肩が一…

大好きな絵本❤️紹介します🍒

この絵本は 私が唯一持っている たった一冊の絵本です。 つらい時や悲しすぎて 泣きたいけど泣けない時 泣きたい理由がほしくて 読んでいました...... 精神的に まいることが 日々の中で起きてしまう事って 少なからず あるのではないでしょうか...... そん…

ブログ小説「横顔」43話

あれから 月日だけが流れ この世界に来て 歳だけ重ね 僕は もしかしたら サクラとの記憶は 夢だったのか...... そんな風にも 思えてしまうになっていた...... ただ サクラには 出会えていないけど 前の世界で 同級生だった 沢井と中井さんには 出会えた.....…

絵本❤️こうやって描いています😄

今回は、絵本の途中経過をお見せしようと思います。 100均で購入した 絵本キッドに 直接 絵を描いています。 そして、今回の絵本は 絵だけで 文章なしで 見た人が 自由にストーリーを想像する 絵本にしようと思っています。 パチパチ パチパチ 途中段階を公…

ブログ小説「孤独」42話

この世界には もう一人の僕も 存在しなかった...... 僕は なんのために この世界に......過去の僕が 僕と出会い消え 僕は もう一人の僕と 出会えず このまま この世界に ずっと......天涯孤独の身とは この事を言うんだろう...... きっと マンガや テレビの…

ブログ小説「三年後」41話

僕は 東條さんに告げ サクラを連れて 研究所を出た......ここに 戻る事はないと告げて...... あれから三年後 研究所を出た頃は サクラと街に出掛け 買い物したり 少し離れた遊園地で 僕らは 心臓をバクバクさせながら ジェットコースターに乗ったり 観覧車で…

絵本ストーリー「ぼくの石」

まさるくんは よるのとくばんでやっている ぼうけんかたちが たからさがしをする テレビばんぐみが だいすきです。 あるひ まさるくんは おこづかいをためていた ちょきんばこをあけ なかにはいっていた 10えんだまや50えんだま 100えんだまを ぜんぶ ビニー…

絵本 ストーリー 紹介 告知

はてなブログを読みにきてくださる 読者の方へ 次回 書かせて頂く 絵本のストーリーは 私が 小学校三年生の時に やっていた遊び(一人)です。 遊びと言っても その時の私は 冒険でした(*´▽`*) もしかしたら、私と同じような 遊びをやっていた人がいたら 嬉し…

ブログ小説「記憶」40話

僕だけが 覚えてる......過去の僕がいたことを...... 過去の僕が 消えてから 東條さんも サクラも みんな 記憶を削除し 初めから過去の僕は この世界に 存在しない事になっていた...... そして、シナリオも......違うものになっていた...... 無念の思いとは.…

ブログ小説「引き継ぐ思い」39話

過去の僕が 作ったシナリオは サクラの屋敷にあった 書物だと...... ここで 初めて知った。 言われてみれば サクラは書いていないと言っていた......あの書物を書いたのは過去の僕...... 複雑な思いが 頭の中を交差し 初めから 僕らは こうなる運命だったん…

#絵本の一部分😃

ブログ小説「カラクリ」38話

何度も繰り返した過去から 僕は 未來を変えるための シナリオを考えた。 僕だけしか 知らない未來なら 僕なら変えられる......そう信じて やり尽くす そう決めて 今いる この世界から 始めようと 決めた。 未來の僕が歩む道を 僕が先に進み 未來の自分が 過…

ブログ小説「個展」37話

僕は 何度も繰り返した過去で 学び 繰り返される過去なら 今までやらなかった事を この世界でやってやろうと思った。 それが未來を 変えるカギになるなら......僕はなんだって やってやる。 だから...... この過去で 僕がいた証じゃないけど 何か残したくて …

ブログ小説「居場所」36話

僕が 過去に戻ってしまったのは 24歳の時だった...... 初めは 何をするのでもなく ただ...途方にくれ 街を徘徊するしかなく なんの意欲もなく 現実から目を反らしていた。 そして、僕の知るサクラのいない この過去に 寂しさしかなく 毎日を ただ 生きていた…

ブログ小説「過去の僕」35話

今......僕の 目の前に 立っている この男は......僕だった......過去から未來に... 僕らは 時を忘れ 取りつかれたように語り合った。 過去の僕に起きた出来事を......(回想) 何度も繰り返した あの日...... サクラと僕が 見た空は 無数の隕石が 空に浮かぶ …

ブログ小説「真実」34話

あの明け方の出来事から サクラと過ごす時間は 僕にとってかけがえのない時間で 絶対に失いたくないもの...... だから......僕は......不安でも 前へ進む勇気がほしくて...... 全てを知るために......僕は絶対に あの男に会って 話をしなければならなかった.…

ブログ小説「突然」33話

何ヵ月が過ぎた頃 何も見つけられず 焦りと不安だけが 僕らに 重くのし掛かり 精神的にも 参っていた......そんな時だった...... 前触れもなく それは突然......ラジオから ジィジジジー ジィジジジー ジー 外は うっすらと 日が差し昇る 明け方で ホーホケ…

ブログ小説「古記」32話

沢井と中井さんには 頭があがらない程 ラジオから始まり パソコン 携帯 古い地図...... その都度 必要なものを 用意してもらい 助けてもらっていた。 僕らの事情で 巻き込んでしまった事をいつか二人に この恩を 返せる時が あるのなら 感謝と一緒に返したい…

ブログ小説「仮説」31話

東條さんに 許可をもらい 研究所内の一ヶ所を借り 重力生成機械を設置してもらい 実験を頼んだ。 重力を作りだし 空間の歪みを作り出す事ができるのか...... 空間に 吸い込まれる物は どうなるのか...... これを 一先ず 東條さんに託し 僕らは 仲間が増えた…

ブログ小説「ラジオ」30話

サクラの言葉を 思いだし ラジオから流れた僕の声を 切っ掛けに 過去の記憶が 頭に映像として 見えたと...... あの時 ラジオから聞こえた サクラの声は 今のサクラなのか......それとも......過去のサクラなのか...... 書物に書かれた ラジオから流れた 隕石…

ブログ小説「面会」29話

研究所を 調べるにも やはり僕ら以外の誰かが 僕らを監視して 思うように動けないのが現状だった。 そんな状況の中で 僕とサクラに 面会人が来てると 連絡をもらい 東條さんに連れられ 個室へと案内された。 扉を開ける 東條さんの 背後から見えたのは 沢井…

ブログ小説「意図的」28話

僕とサクラは 東條さんに 研究所を案内されながら ここで行われている 内容の部分的な事を 教えてもらった。 ここの 研究所は 重力に関しての 研究を主に行っているらしく 僕らが住んでる街でも 重力が強く発生する場所があると 話してくれた。 その調査を長…

ブログ小説「約束」27話

きっと 未来は一つじゃなく 何通りもあって どの未来に行くのかは 誰も分からない......だからこそ 僕らは 信じた道を ただ進む きっと そこには 僕らの願った 未来があると信じて...... あの頃 意識が戻らない サクラと見た変わりゆく季節 ただ二人で 細や…

ブログ小説「ひととき」26話

その夜 いつ終わるか 分からない この世界で かけ換えのない この二人だけの時間を...... 僕らは 余すことなく語り 初めてサクラと 窓から見える 太陽の昇る時を こんな形で 見る事になったけど...... その光景は 植物についた 朝露が キラキラと輝き 宝石の…

ブログ小説「契約」25話

僕は サクラの耳元で 「大丈夫だから......サクラを一人にはさせない!」 サクラの 震える手を握り 深く息を吸い込んだ。 そして、ゆっくりとサクラの 手を離し 立ち上がると、男を自分の目に焼き付けながら 怒りを抑え話した。「まるで......サクラが この…

ブログ小説「会いたくて」24話

もしかしたら この街やこの生活が 最後になるかもしれない......それでも 覚悟を決めて 迎えにきた 東條さんと 研究所へ向かった。 車の中 無言の静けさが 事の重さを 知らせていた...僕は サクラの事だけで 頭がいっぱいで サクラに会うまでは この動揺は …