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小石川弥生のブログ小説

ブログで小説 絵本、イラストを書いています。

絵本ストーリー「ぼくの石」

まさるくんは
よるのとくばんでやっている
ぼうけんかたちが
たからさがしをする
テレビばんぐみが
だいすきです。

あるひ
まさるくんは
おこづかいをためていた
ちょきんばこをあけ
なかにはいっていた
10えんだまや50えんだま
100えんだまを
ぜんぶ
ビニールぶくろにいれ
ひもでしばりはじめました。

そして、
いそいで そのこぜにの はいったふくろを かたてに
うらにわに とびだし
スコップを にぎりしめ
おおきなきのしたを
せっせと ほりはじめたのです。

まさるくんは
めを まんまるく キラキラと
かがやかせながら
スコップで つちをかき あなをほっていきます。
すると、
30せんちくらい あながほれたところで
まさるくんは
「よし!」
おおきなこえで まんぞくそうに さけびました。

そして、
そのあなのなかに
こぜにのはいった ビニールぶくろをいれ
かきだしたつちを スコップで あなをうめはじめたのです。
うめおわると
まさるくんは まんめんのえみをうかべ
「これで よし!」
と、あとかたづけをはじめました。

まさるくんは
いったい なんのために こんなことをしたのでしょうか???

つぎのひ
がっこうから かえると
ランドセルをつくえにおき
まっさきに うらにはへとむかいました。
そして、きのう うめたあなを ほりおこし ビニールぶくろをとりだすと
しばったひもをとき なかにはいった
100えんだま 2まいを てににぎりしめ
つくえのひきだしに はいっている
じしゃくを パンツの ポケットにいれ
あわてて いえをとびたしていきました。

はじめに むかったのは きんじょの
だがしやさんでした。
そこで おかしとのみものをかい
あしばやに あるき
すこし いえから はなれた のはらへと
とうちゃく

ポケットのなかから じしゃくを とりだし
くさをかきわけ じしゃくで つちをなぞり はじめました。
すると、さてつが じしゃくに びっしりと つくだけで きたいしたものは みつからず
なんじかんも なんじかんも そのくりかえしで まさるくんは
「やっぱり そうかんたんには みつからないんだ......。」
と、おもったのでした。

そんなことを
まいにち がっこうから かえるとやっていた あるひ

のはらの いつもとは ちがう ばしょにいどうをし
こんどは スコップも よういしてきたので
スコップを つかって あなをほることにしました。
いろんな ところを ほりすすめると
スコップが かたいなにかに ぶつかりとまってしまったのです。
「あれ~?」
まさるくんは しんちょうに ゆっくりと つちをほりだしました。

あなのなかに てをいれ かたいものを
そっと とりだし にぎった てをゆっくりと ひらいてみると
てのひらには キラキラと かがやくいしが ありました。

それを みた まさるくんは おおよろこびで とびはね
「やったー やったー!たからをみつけたぞー!やったー!」
おおきなこえで よろこびを あらわしていました。

いえに かえるときには
まさるくんは いつもより むねをおおきくはり うでを おおきくふりながら
ほこらしげに かえっていきました。

おしまい

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