crossorigin="anonymous">/script>

小石川弥生のブログ小説

ブログで小説 絵本、イラストを書いています。

ブログ小説「過去の僕」35話

今......僕の 目の前に 立っている この男は......僕だった......過去から未來に...

僕らは 時を忘れ 取りつかれたように語り合った。

過去の僕に起きた出来事を......

(回想)
何度も繰り返した あの日......
サクラと僕が 見た空は 無数の隕石が 空に浮かぶ 時空の穴から 放たれる瞬間だった......

それは 惨劇の瞬間だった......サクラを強く抱き締める 僕の腕が 何重にも重なり合っているように見え 僕は何かに吸い込まれていく感覚のまま その一瞬の記憶無くし
気がつくと 抱き締めてたはずの サクラが消えていた......
何が起きたのか......頭の中は混乱し サクラを探し 半ば半狂乱だった。

冷静にはなれず 回りなんて視界に入るわけもなく ひたすらサクラを探した。

途方にくれ 頭を抱え うずくまったまま 時間が流れ......ふと 違和感に気づき......回りの景色に......目を奪われた。

そこには あの光景はなく ごく普通に歩く人たちの 視線だけが 僕を哀れんでいた。
僕が いつも目にしていた いつもの日常で 隕石のいの字もなく 平和な光景......
僕は 夢でも見ているのか......ホッとしたのを覚えてた。

急いで サクラの屋敷に向かい 信じられない事実を 目の当たりし
ここで 初めて過去に戻った事を知った。

まだ出会うはずもない......高校生のサクラ
この時から 僕は 抜け出せないループに入り込んで あの日を何度も繰り返した。