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小石川弥生のブログ小説

ブログで小説 絵本、イラストを書いています。

ブログ小説「空白」23話

儀を受け継がれし者 星流るる時 大地はざわめき 願わくは 叶えし事柄 実るる...... 意識有りて 眠りし 目覚めるしは 星流るる時 大地はざわめき 血受けぬ者 現れし 願わくは 叶えし事柄 実るる......滅びる 大地広がりて 苦し日々 流るる 願い叶るて 信るれ…

ブログ小説「過去の記憶」22話

僕の問いに ゆっくりと 女は話始めた。 「この話は きっと......あなたは 理解できなく 戸惑い 疑念を抱くでしょう。 何故なら サクラは......あの日を 何度も何度も 見ていたから......私も 最初は サクラの妄想で おかしな事を言う子だと 思ってました。 …

ブログ小説「疑惑」21話

思っても見なかった 登場人物に 僕の思考は停止...... 我に返ったのは 中井さんの 言葉だった。「私の依頼人の......東條さんです。」 驚きは......何度でも 繰り返し やってきた...... そして、何事もなかったかのように 淡々と会話を進める中井さん 注文し…

ブログ小説「衝撃」20話

あの日 「ごめんなさい......来てくれたのに......本当に ごめんなさい......」 申し訳なさそうな サクラを見て 僕は つい紳士ぶって 「僕の事は 気にしなくていいから......退院おめでとう......落ち着いたらでいいから 連絡して......じゃ」 と、帰ってし…

ブログ小説「訪問者」19話

結局 僕は何も聞けないまま 時間だけが流れ サクラの退院の日を迎えた...... 11時に退院の予定を聞き 早めに病院へと向かう 3階の病室の前には 今までにない光景が...... スーツ姿の体格のいい 男の人が3人 圧倒的オーラを 纏い立っていた。 その中の 一人が…

ブログ小説 「関係」18話

仕事の帰り サクラの病室に ほんの僅かな時間 顔を見る そんな感じの毎日だった...... 今日は 朝から病院へ行くことに 病院に着いたのは 10時頃だった。 3階の病室に入ると サクラはいなく 看護婦さんに訪ねると 1階のリハビリステーションで 歩行訓練をして…

ブログ小説「プライバシー」17話

暫く サクラは リハビリの為に 入院する事に......ただ、サクラの母親の配慮で 入院先は僕の住んでる街から 車で30分くらいで 行ける距離の病院を 選んでくれた。 仕事終わりに サクラが入院している 病院に行くのが 今では日課になり 二人の時間を大切に過…

ブログ小説「見つめ合う二人」16話

このところ 予期せぬ事ばかり起きて 気持ちが追いつかず なかなか サクラに会いにいけなかった...... そんな中 一本の電話が店に 僕は 急いで店を早退し タクシーで サクラの家向かった...... 向かうまでの いつもの景色が 焦りと緊張で全く目に 入らず.....…

ブログ小説「新人」15話

同窓会での 中井さんとの出来事を 忘れかけた ある日...... 店に出勤し 事務所のパソコンでpopを作成していたら......杉田さんが 「新しく入ったスタッフを紹介するわね。こちら、今日から働く事になった 中井 しほさん!板谷くんと 同級生だって」 僕は ビ…

ブログ小説「誘惑」14話

中井さんは ホテルに泊まってるらしく 僕は タクシーを呼び 泊まっている ホテルまで 送る事に......他の同級生たちは 沢井を含め 二次会へ 向かった。 残された僕は 中井さんの腕を 僕の肩に回し 支えながら タクシーを待つ 15分後 タクシーが到着 中井さん…

ブログ小説「同窓会」13話

「あー!来たきた 板谷くん!こっちこっち」 今日は 高校の同窓会で 久しぶりに 皆の顔を見た...... 居酒屋の座敷を借りて ローテーブルが並ぶ間を 挨拶しながら すり抜け 呼ばれた席に座った。 「おー板谷!久しぶり!お前......大変だったな......」 高校…

ブログ小説「二人の時間」12話

サクラと過ごす日々が ゆっくりと流れ 出会って2年が過ぎた...... サクラの眠る 部屋の窓から 見える景色は 緑の葉が 赤や黄色と色づき 秋がきた事を感じさせていた...... ベッドで眠る サクラの横で イスに座りながら 話した。「サクラ 窓から見える紅葉が…

ブログ小説「願い」11話

僕は ページを巡るたび 目頭が熱くなり...... サクラの思いに 胸が苦しく 何も知らなかった事に 苛立ちを抑えれなかった...... サクラが......見た空は いつ来るか分からない絶望の始まりで 毎日 見上げた空で 今日じゃなかったと 安堵する サクラの姿が見え…

ブログ小説「回想」10話

書斎で見つけた 書物の中に 一冊のノートを見つけた...... それは、衝撃的な言葉から 始まっていた。 ラジオの君...... あの日 突然ラジオから ジィジジジー ノイズが 私は、ブラックコーヒーを飲みながら ラジオを叩いた...... 「......家電の買取りは 年式…

ブログ小説「見つけたもの」9話

「いつも、娘のために...ありがとうね......ゆっくり見ていって......」 ドアを開き 母親は書斎を後にした。 ゆっくり中に入ると 壁面全体が本で 埋め尽くされ その数に圧倒され 言葉が出ず 息をのんだ。 まるで図書館のような この場所で サクラは ここで本…

ブログ小説「届けたい思い」8話

穏やかな風と共に 舞うように踊る 桃色の小さな花びらたち 僕はゆっくりと止まる 車椅子の向きを変え 車輪のロックをかけた...... 太陽に当たらない肌は 陶器のように白く 頬についた 花びらは まるで頬紅のようだった。 満開の桜の前で 車椅子に座るサクラ…

ブログ小説 「消えた記憶」7話

「スミマセンが 少しの間で いいので サクラさんと 二人にしてもらえないでしょうか?」 僕は 頭を下げ 頼んだ。 少し不安そうな顔の 母親だったけど 二人にする事を 許してもらえた...... 部屋を出る 母親を確認し 僕は サクラさんの手に触れ...... 少し話…

修正

僕らが見た空 1話~6話を修正しました。

ブログ小説「サクラ」6話

初めて入る お屋敷は 門から玄関までの 距離が長過ぎて 僕を不安にさせる...... もうお腹がいっぱいだ......見てるだけで そんな気分になる お屋敷の玄関前 案の定 頑丈な扉は 勝手に開いた...... 僕の目の前に お手伝いさんらしき人が 誘導してくれ..... 覚…

ブログ小説「迷い」5話

僕は 職場の店長に無理を言って 明日休みをもらい メモ書きに書いてある 住所を頼りに その子に会いに行く事にした...... 次の日 僕は とある駅で 電車を降りた...... 駅を出ると階段を降りて すぐ横に 陶器でできた デカイ湯飲みなのかそんなのがケースに入…

ブログ小説「何処へ」4話

一年後 なんとか街は 少しづつ 元の形へと近づき いろんな人たちの 支援やボランティアの方々の協力で 僕を含め 残された 街の人たちは 何とか生活が 出来るようになった。 僕が 働いていた リサイクルショップも 小規模には なったけど 何とか店を開ける事…

ブログ小説 「声」3話

隕石が落ちた あの日 僕に勇気をくれた...... 足がすくんで 叫ぶ事しか できなかった......外は地獄で 怖くてたまらなく 僕は 無意識に店の中へ......逃げてしまった...... 「ジジジィージジジィー とおジィートオルくん 聞こえますか!ジジジィー」 何処か…

猫カフェで絵本を販売しまーす😄

ここまでくるのに 時間がかかりました が、 岐阜県中津川市にある 保護猫カフェで 念願の絵本を販売させて頂ける事になりました ありがとうございます❤ 協力してくださった クリエイターの消しゴムはんこの MARIMO KANAさん この方は 私の弥生はんこを 作っ…

ブログ小説 「破壊」2話

この時 僕が見た空は...... 無数の隕石が 光輝き流れ落ちてゆく 光景......僕は 息をのみ込む程に 圧倒され この状況の中 言葉に出たのは 「キレイ...だ...」 だった......それも つかの間 爆撃が落とされたような 爆音に 我に変える 落ちた隕石は 次々と建…

ブログ小説 「僕らが見た空」小石川弥生作

2xxx年 僕の名前は 板谷 トオル 18歳 高校を卒業しリサイクルショップに入社 彼女は いなく 平凡で退屈な毎日を送っていた......あの日までは...... 7月に入り 蝉の声はミーンミーンミーンと 朝から うるさく ジメジメした蒸し暑い中 寝苦しさで 起きるはめ…

次回のブログ小説

セドが愛したのは 壊れなかった人間を 読んでくれて ありがとうございます 次回の予定は 恋愛ものに チャレンジしようと思います。 でも......... 恋愛というのが イマイチ 分からないので 調査しながら いい作品が書けたらと 思っています。 いつも 残酷な…

ブログ小説 最終話 「ゆくえ」

ネリネのお陰で 光の輪を 回避できたセドは 今 神の前に...... 幾つもの時代から 送り届けられた 式神たちと共に そして、消えていった 式神たちの思い セドは 神の前で 呪文を唱えた...... セドの体が 光輝き 熱いオーラを放つ 全身から 放つオーラは 神を…

ブログ小説 39話「光」

神の放った 光の輪に 捕らえられたセド すると......闇とかした この空に 一筋の光が差し込む 神とネリネは 差し込む光の先を 見上げ......た。 ネリネの目から 涙が溢れ 声を震わせながら 「せ......セド......見て......」 痛みに耐えていたセドも その光…

ブログ小説 38話「闘い」

全ての 記憶を取り戻したセドは 100年前 守れなかった者を 今守るために 神の前に立ち憚る「セドよ!この地球で何を望む!お前が見た ほんの一部に過ぎん人間たちの感情で 何を問える? 人間とは 私利私欲で 己を滅ぼし そして、マリアを滅ぼす ......」 こ…

ブログ小説 37話「未来」

神は表情を変える事なく 「......時を与え過ぎたようだな...... セドよ!人間の感情とやらで左右され何が生まれるのか......ならばゼロにした方がよいのではないか?」 セドは 神のお言葉に 心がないとは こう言う事だと 哀れみさえ覚えた...そして 「あなた…