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小石川弥生のブログ小説

ブログで小説 絵本、イラストを書いています。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ブログ小説「ラジオ」30話

サクラの言葉を 思いだし ラジオから流れた僕の声を 切っ掛けに 過去の記憶が 頭に映像として 見えたと...... あの時 ラジオから聞こえた サクラの声は 今のサクラなのか......それとも......過去のサクラなのか...... 書物に書かれた ラジオから流れた 隕石…

ブログ小説「面会」29話

研究所を 調べるにも やはり僕ら以外の誰かが 僕らを監視して 思うように動けないのが現状だった。 そんな状況の中で 僕とサクラに 面会人が来てると 連絡をもらい 東條さんに連れられ 個室へと案内された。 扉を開ける 東條さんの 背後から見えたのは 沢井…

ブログ小説「意図的」28話

僕とサクラは 東條さんに 研究所を案内されながら ここで行われている 内容の部分的な事を 教えてもらった。 ここの 研究所は 重力に関しての 研究を主に行っているらしく 僕らが住んでる街でも 重力が強く発生する場所があると 話してくれた。 その調査を長…

ブログ小説「約束」27話

きっと 未来は一つじゃなく 何通りもあって どの未来に行くのかは 誰も分からない......だからこそ 僕らは 信じた道を ただ進む きっと そこには 僕らの願った 未来があると信じて...... あの頃 意識が戻らない サクラと見た変わりゆく季節 ただ二人で 細や…

ブログ小説「ひととき」26話

その夜 いつ終わるか 分からない この世界で かけ換えのない この二人だけの時間を...... 僕らは 余すことなく語り 初めてサクラと 窓から見える 太陽の昇る時を こんな形で 見る事になったけど...... その光景は 植物についた 朝露が キラキラと輝き 宝石の…

ブログ小説「契約」25話

僕は サクラの耳元で 「大丈夫だから......サクラを一人にはさせない!」 サクラの 震える手を握り 深く息を吸い込んだ。 そして、ゆっくりとサクラの 手を離し 立ち上がると、男を自分の目に焼き付けながら 怒りを抑え話した。「まるで......サクラが この…