小石川弥生のブログ小説

ブログで小説 絵本を書いています。

ブログ小説 「手紙」15話

クラフト封筒、手紙を書く文具紙・封筒セット、ヴィンテージ封筒(100便箋+封筒50)

ネリネ

この手紙を 見つけてくれて ありがとう
どんな思いで この手紙を 読んでくれてるのか......
ネリネ......泣かないでいいよ。
私は ネリネと出会えた事が 生きる希望になって、誰かのためになれるんだって......すごく 嬉しかったんだよ。
本当は......ネリネに 出会うまでは ずっと一人で 生きていくんだなって......
それはそれで 分かってるんだけど やっぱり 寂しかった......
でも、ネリネに会えて 一緒に過ごして
一緒に笑って いっぱい話して 私の人生の中で こんな幸せな時間を もらえるなんて......ありがとう
ネリネ......机の引き出しの 一番上を開けて見て 中に 私が念力を入れた 水晶が入ってる
それは これから ネリネが 人の闇を浄化するために 使って......私の体は この世になくても 私の思いは ネリネと一緒だよ
どんな時も 一緒に戦う!
最後まで......一緒だから
大好きな ネリネ......またね。


ネリネは マリアの名前を 何度も何度も 声にし 最後の涙を流した......
そして、マリアとの約束を 守るために
夜の闇へ......

第一章 終了

ブログ小説「写真」14話

ネリネは 死んでしまった
マリアの前で
何もできずに 過ごしていた ......
そんな思いも重なり
骨になった マリアにすがり 泣き崩れる事しか できませんでした。

涙は止めどなく流れ 抑える事もできず
時間だけが過ぎてゆく......
感情のまま流される そんな ネリネでした。
あの楽しかった記憶が こんな形でよみがえり 倍の速度で 打ち砕き 心を失いそうになるネリネ......
何度も マリアの死を 目の当たりにしてきた ネリネですが
こんなにも 感情を揺さぶり 打ちのめされたのは 初めてでした。
其ゆえに 立ち上がる事もできず
ただ...ただ マリアの側で すがりつき 泣く......だけです。

それは 一時間...二時間...三時間......
どれだけの時間が 過ぎたのでしょうか
ようやく 顔を上げ 辺りを見渡す ネリネ
ふと、目をやった先には ポツンと机がありました。
導かれるように 机の前に
机の上には ネリネとマリアの 二人で写った写真たてが 飾られています。
写真たてを 手に取ると ネリネは胸に抱きよせ 溢れる涙を 何度も何度も拭い
あの頃の 記憶を懐かしみ 悲しんだ。

そして、写真たての裏のカバーを 外した瞬間 写真と折り畳んだ紙が ヒラリと机の上に......
折り畳んだ紙を 手に取り広げてみた
ネリネの目は 滝のように 流れる涙で溢れ 止めどなく 流れ落ちていました。

それは、マリアがネリネに書いた
最後の手紙......

絵本紹介 なっちゃんとゆきちゃん 小石川弥生作

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小石川弥生です。

この作品は
子供の頃の話で
寒い寒い日 雪が降って

それだけでも かなり嬉しくて嬉しくて
積もったらいいなぁって
ワクワクしていました。

次の日の朝
家の外に出たら 真っ白な雪が 積もっていて
飛び上がる程 嬉しくて

エッコラエッコラと
雪を丸め 転がし
大きく大きくして
雪だるまを作り

完成した時の
喜びと雪が溶けてしまったときの悲しさを
絵本にしました。

この作品も 今 印刷に出しています。
絵本が完成したら
またアップしますね(^-^)v

ちなみに ブログの写真は
絵本の表紙(原画)です。

初めて絵本を書いてみまし(^-^)v

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小石川弥生です。
恥ずかしながら 絵本を書きました。
この記事に載っている ワンちんは
うちの
部長とこぶ(小部長)です。
長女が部長でこぶは妹になります。

こぶが家に 初めて来たとき 部長が
どんな気持ちだったのかな......
なんて考えていたら

絵本にしたらどうかな なんて思い始めてしまい
とうとう 絵本にする事に決断!

題名は
「僕におとうとができた日」です。


そして そして なんと
それを製本にする事になりました。

まだ、印刷の段階で完成はしていません(^^;

完成したら ブログにアップします。

ワンちんの絵本と後2作品で
計3作品 できる予定です\(^o^)/

実際、自分だけが楽しみなんですけどね(^^;
ブログ小説も まだまだ続くので
ぜひ、読みにきてください。

ブログ小説 「決心」13話

ネリネの知らない マリアの決心
それは、孤独の死 誰に看取られる事もなく いつ死んだかも 分からず この世を去る......それが 封印が解ける謎の解明だと マリアには確信がありました。
なぜなら、最後の時を一人で過ごし死ぬことは とても悲しく寂しい事 心の中で 人は、孤独になりたくないと思っているからです。
更に、死んだ後 誰にも気づかれず 忘れられってしまう事は 自分がこの世に存在しなかったもの......マリアは 封印が解けなかったのは 本当の孤独と悲しみを マリア自身が あじわってないからだと 感じたのです。

それが 神罰だと......

この時代のマリアは
「神は きっと......この世界が 悪だろうが善だろうが どうでもいいんだよ。
ただ......マリアを......マリアだけを......」
ネリネには この意味が まだよく理解できなく 深く考える事を 避けていました......。
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そんな ある日
マリアの 決心が固まり ネリネに自分の思いを告げました。

そして......ネリネの記憶の封印を 出会う前に......
封印が解けるのは マリアが死んだ後
ネリネがマリアを 見つける事ができたときに......

そして......マリアは ネリネの前から 姿を消しました。

一年後......ネリネ
ある一軒家に たどり着き その家の前で 立ち止まり 吸い込まれるように 家の中へと......
中へ入ると 床に人骨が 横たわり
その瞬間......ネリネの頭の中に 映像が流れ ネリネは崩れおちた。
ネリネが 始めて感じる 感情が抑えきれず 溢れだし
大声で泣き崩れ それが ネリネにかけた 封印が解けた証だった......。

ブログ小説 「悟り」12話

幾度となく ネリネは マリアの死を見てきました。
それは、残酷で悲しい死
けれど、そこには......何故か 希望の光がありました。
どの時代の マリアも決して 諦め死んだわけじゃなく 未来に繋ぐ 希望の光のために ネリネの側で 命をおとした。

しかし、封印が解ける時に 出会った
マリアは 今までとは 違う形で この世を去ります。

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この時代に たどり着くまでに ネリネは自分自身で 考え行動する事を覚え 心と言うなんらかの感情があるのだと知り模索しながら この時代に......
そして、この時代のマリアと出会い
愛情 寂しさ 悲しさ 孤独 友情 怒り 喜びを知る事に......

この時代のマリアも 孤独で......
ただ、それは他人から 与えられた 孤独ではなく 家族から 与えられた孤独でした。
セドに話したように 母に捨てられ 父には暴力 性的虐待 動物虐待 そして、飢え その後 やっと保護され施設に預けられます。
そんな、幼少期を送っていたはずなのに......この時代の 大人になったマリアは、とても明るく 自由で夢を持っていました。

ネリネも そんなマリアの 明るく希望に満ちた 感情に触れるようになってから 少しずつ 自分の中の何かも 変わっていくことに 気づき始めました。

二人は いつも一緒に 過ごし 楽しい事も 悲しい事も 全て分けあい まるで心友のように 時を過ごし
ネリネは ここにたどり着いた 理由さえも 忘れさせてくれる程 毎日が幸せでした。
こんな 幸せな時がずっと......ずっと続いてくれたらと ネリネは願います。

一年、二年、三年.........五年と月日が流れ人間界は 闇にのまれ 醜い心が次第に外へと溢れだし 夜になると 自分自身を操る心の闇が もう一人の自分を生み出した。
その最初の犠牲者が マリアの父親と母親でした......それに気づいたのは......
マリアだった......
しかし、その頃のマリアは幼く 何もできず ただ黙って耐えるだけ 父親や母親の心に染み付いた闇を 取り除くまでの力はありませんでした。

マリアは ずっとずっと前から 一人で
父親と母親を 救うために いろんな勉強をします。
でも、ある時 気がついたのです。
自分には 特別な能力があるのだと......
そして、もう 手遅れだと言うことも
父親と母親は 闇にのまれ 人ではなくなってしまい 元には戻す事が もう無理でした......
この数年で 人間界が闇にのまれたわけではなく もっともっと前から 少しずつ前兆があったのです。
そして、この時代に ネリネがやってきて マリアは悟り 謎が溶け 自分が決心できるまで ネリネとの時間を大切に過ごしたのです。



ブログ小説「ネリネ」11話

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少女は これまでの 経緯を 話そうとしましたが、
この時代の マリアは 聞かずとも 意図を読みとれる......そんな 気がし 少女は 何も話さず そして、マリアの事も 聞くことはなかった......自分で 学び感じとる
そして、重要なのは マリアの最後を見届け 封印が解けるかを 確かめる事

この日から 少女は この時代のマリアと共に 魔物を浄化し 天に返す 日々を送りました。

そして、突然......それは 残酷な形で マリアが 迎える最後の日が......

マリアは この村で 数知れない程の 人たちを 助け幸せを 願ってきました。
しかし、村の人たちからの 迫害がなくなる事はなく
魔物が出るのも マリアが この村に住んでいる事が原因ではないのか...... と、考える人たちが ほとんどです。

けれど あの森で 助けられた 親たちだけは マリアの味方でした。

でも......そんな親たちも 村の人たちはマリアの仲間で 村を襲う魔物を 呼び寄せる者と 罵声を浴びせ 迫害の対象にしてしまったのです......
この事で その子供たちは とても悲しみ 親たちを守るために 残酷な決断をしてしまいました。


ある夜の事
マリアの住む森の家へ 子供たちは 松明を焚き やってきました。
そして、家の中にいる マリアに
「お姉ちゃん......ごめん......ごめんなさい......お母さんや......お父さんを それから......僕らを......た......たす......助けてくれた人なのに......本当に ごめんなさい
僕らは......どう......しても 村の人たちから お母さんやお父さんを............守りたい......です......こうするしか......なくて
ごめん.........なさい」
子供たちは 泣きながら マリアの家に火をつけました。

燃え上がる 家の中で マリアは少女に
水の結界を張りました。
そして、少女に
「名前がないのは 寂しいわ......あなたに 名前を......また会う日を 楽しみに
ネリネ......これが あなたの名前 ネリネ
ありがとう......最後の日に 一人じゃなくて......ネリネが 居てくれて 嬉しかったよ......」
少女は、結界を解く事が できず......もがき ながら マリアに迫る 炎をどうする事もできない......
そんな、少女を見て マリアは優しく
ネリネ......これが 私の宿命だから そして、人々を導くのも 私の役目......子供たちは 大丈夫......これから先 何が正しくて 何が間違いで 大切ものは何なのか 何を守ればいいのか きっと悩み苦しみ......見つける事が できるはず......
ネリネ......人は切り捨てる者じゃなく
育てる者だから..................またね............」

炎は マリアを包み 奪い去った......

少女は この時代で 初めての名前をもらいました。
その名は......ネリネ

「マリア......封印は解けなかった......
また会う日を楽しみにしてるよ......」