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小石川弥生のブログ小説

ブログで小説 絵本、イラストを書いています。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ブログ小説「同窓会」13話

「あー!来たきた 板谷くん!こっちこっち」 今日は 高校の同窓会で 久しぶりに 皆の顔を見た...... 居酒屋の座敷を借りて ローテーブルが並ぶ間を 挨拶しながら すり抜け 呼ばれた席に座った。 「おー板谷!久しぶり!お前......大変だったな......」 高校…

ブログ小説「二人の時間」12話

サクラと過ごす日々が ゆっくりと流れ 出会って2年が過ぎた...... サクラの眠る 部屋の窓から 見える景色は 緑の葉が 赤や黄色と色づき 秋がきた事を感じさせていた...... ベッドで眠る サクラの横で イスに座りながら 話した。「サクラ 窓から見える紅葉が…

ブログ小説「願い」11話

僕は ページを巡るたび 目頭が熱くなり...... サクラの思いに 胸が苦しく 何も知らなかった事に 苛立ちを抑えれなかった...... サクラが......見た空は いつ来るか分からない絶望の始まりで 毎日 見上げた空で 今日じゃなかったと 安堵する サクラの姿が見え…

ブログ小説「回想」10話

書斎で見つけた 書物の中に 一冊のノートを見つけた...... それは、衝撃的な言葉から 始まっていた。 ラジオの君...... あの日 突然ラジオから ジィジジジー ノイズが 私は、ブラックコーヒーを飲みながら ラジオを叩いた...... 「......家電の買取りは 年式…

ブログ小説「見つけたもの」9話

「いつも、娘のために...ありがとうね......ゆっくり見ていって......」 ドアを開き 母親は書斎を後にした。 ゆっくり中に入ると 壁面全体が本で 埋め尽くされ その数に圧倒され 言葉が出ず 息をのんだ。 まるで図書館のような この場所で サクラは ここで本…

ブログ小説「届けたい思い」8話

穏やかな風と共に 舞うように踊る 桃色の小さな花びらたち 僕はゆっくりと止まる 車椅子の向きを変え 車輪のロックをかけた...... 太陽に当たらない肌は 陶器のように白く 頬についた 花びらは まるで頬紅のようだった。 満開の桜の前で 車椅子に座るサクラ…

ブログ小説 「消えた記憶」7話

「スミマセンが 少しの間で いいので サクラさんと 二人にしてもらえないでしょうか?」 僕は 頭を下げ 頼んだ。 少し不安そうな顔の 母親だったけど 二人にする事を 許してもらえた...... 部屋を出る 母親を確認し 僕は サクラさんの手に触れ...... 少し話…

修正

僕らが見た空 1話~6話を修正しました。

ブログ小説「サクラ」6話

初めて入る お屋敷は 門から玄関までの 距離が長過ぎて 僕を不安にさせる...... もうお腹がいっぱいだ......見てるだけで そんな気分になる お屋敷の玄関前 案の定 頑丈な扉は 勝手に開いた...... 僕の目の前に お手伝いさんらしき人が 誘導してくれ..... 覚…