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小石川弥生のブログ小説

ブログで小説 絵本、イラストを書いています。

ブログ小説「孤独」42話

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この世界には もう一人の僕も 存在しなかった......

僕は なんのために この世界に......過去の僕が 僕と出会い消え 僕は もう一人の僕と 出会えず このまま この世界に ずっと......天涯孤独の身とは この事を言うんだろう......
きっと マンガや テレビのドラマだったら 最後は ハッピーエンドのはずだよな......
ドッキリだったら 急にサクラが 現れて ドッキリだよって 言ってくれるはず......
孤独過ぎて 思考がバカになっていた。

過去の僕は まだ ましな方だよ......僕らがいたんだから

この世界に来て 初めの一年は 愚痴ばかりで ネガティブな思考だった。

二年目になると カフェでバイトをしながら サクラの事を思い 絵を描いていた。
三年目
カフェのオーナーが僕の描いた絵 気に入ってくれ
カフェに いくつか 僕の絵が 飾られるようになった。
あの頃を 忘れないように 僕は ずっと絵を描き続けた......

四年 五年と月日だけが過ぎて 変わりゆく季節も 一人で眺め 自分の宿命に翻弄され 生きていた......

僕は きっと まだ......何処かで サクラに また出会えるはずだと......信じていたんだ。