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小石川弥生のブログ小説

ブログで小説 絵本、イラストを書いています。

ブログ小説「カラクリ」38話

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何度も繰り返した過去から 僕は 未來を変えるための シナリオを考えた。 僕だけしか 知らない未來なら 僕なら変えられる......そう信じて やり尽くす そう決めて 今いる この世界から 始めようと 決めた。

未來の僕が歩む道を 僕が先に進み 未來の自分が 過去の僕にたどり着く道を繋いだ。

最初に 僕が高校を卒業したら 独り暮らしを始めるはずの 同じアパートの部屋を借り 未來の僕が 就職する リサイクルショップで働いた。

このリサイクルショップで 未來の僕はお客さんとして ラジオを買いにくる その前に僕は そのラジオに 仕掛けを作り 遠隔操作ができるように 改造をし準備を整えていた。

そして、もう1つ サクラの分の ラジオも同じように 遠隔操作ができるように 準備を整え サクラの家庭教師としてサクラの住む屋敷に 潜入する事ができた。

そして、そこで東條さんと出会った。彼女は、この屋敷で働いている メイドだった。 両親のいない サクラは 東條さんをとても慕い ある意味 母親のような存在で初めは 僕の事を かなり警戒し 東條さんに協力してもらうのは 至難の技だった。 こんな 嘘のような話を 信じる人は ゼロに等しいのは 最初から 分かってた。

だから 僕は......真剣に 必死に......言葉にした。

「......今は 信じてもらえなくてもいい......この先 サクラが ラジオが壊れて ◯◯街の リサイクルショップに行って 桐谷トオルに出会えたら 信じて 僕に協力して欲しい......」 と、伝えた。

この時の 東條さんの顔は 半信半疑だったけど 拒絶はされなかった......