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小石川弥生のブログ小説

ブログで小説 絵本、イラストを書いています。

ブログ小説「遺言」最後 28話

矢上さんは 父さんとあった最後の日を話てくれた...... それは...... 回想 柏木さんと出会ってから 共に 三田村について 調べていた。 俺は あの頃の 記者の経験を生かし 三田村に 不審な動きはないか 探り何日も見張っていた。 柏木さんは 俺とは別で 過去…

ブログ小説「遺言」出会い 27話

回想 「おーい!矢上!お前に面会だぞ!」 慌ただし中 俺を呼ぶ声さえ 消し去り気力の欠片さえもなくなり ただデスクの前で俺は 生気を失ったまま 顔をデスクの上にのせていた...... そんな状態の俺の肩を 誰かが優しく......言葉にするなら おばあちゃんが…

ブログ小説「遺言」回想 26話

父さんが 残した遺言から 始まった事件 この先の未来に 何が待っているのか 知るよしもなかった...... あれから 矢上真一の口から 父さんとの経緯や今に至るまでを 全て話してくれた...... それは......(回想) 「おーい!矢上!市長にアポとって あの事件の …

ブログ小説「遺言」生きる道 25話

僕たちが 探してた 矢上真一を 目の前にし 驚き過ぎて 情けないが 言葉が支離滅裂 状態に......「やっ矢上真一?!なんで?引っ越さなかったんだ......てっゆうか 今まで隠れず どうして......はぁ~ どう言うことだ......ブツブツ...... 自分でも めちゃくち…

ブログ小説「遺言」二人の正体 24話

この時僕は......人の 表情が こんなにもないと......人は 恐怖を感じるんだと 初めて気づき...... ベッドに 座る男性は ただ じっーと 僕たちを 見つめ その時間が 堪えられなく 重く この状況を 早く回避したくて 隣にいる 陽子さんに 声をかけようと陽子…

ブログ小説 「遺言」 向かった先 23話

僕と陽子さんは タクシーを降りて このアパートの住人に 聞き込みを 開始した。 順番に インターホンを鳴らし 住人がいるのかを確めたが やはり いない...... 諦めつつも 最後の インターホンを鳴らすと...... ガチャ ドアが 開いた......出てきたのは 無精…

ブログ小説「遺言」矢上真一 22話

矢上真一は あの記事を書いてから 暫くして 会社を退社したらしく 今は、何処に住んでいるのか 何をしているのか 同僚たちは 誰も知らなかった...... 僕と陽子さんは まだ記者時代に 住んでいた 住所を教えてもらい ひとまづそこへ向かい そこで 手がかりを…

ブログ小説「遺言」記事 21話

これは......かなり 時間のかかる作業となっていた。 陽子さんは 一年前から 調べ 僕は二年前の 日付から順を追って 探した...... 見落としのないように 念には念を重ね進める事 二時間くらいか 子供の事件や事故に 繋がる情報はなく 三年前を 調べる事に...…

ブログ小説「遺言」図書館 20話

父さんが 解決できなかったのは 何故か......陽子さんを含め 他の人たちは 解決できたのに...... あの おじいさんは......あの子供を 死んだ 孫のように 可愛がり...... 父さんは 死んだ息子の 死の真相を 解明しようとしてた...... 孫? 息子? 孫はなんで …

ブログ小説「遺言」決心 19話

僕は 父さんが 凄い遺産を持ってるなんて 初めから 思ってはなかった。 ただ......僕に 何を残したのか あの父さんが 見つけてみろと言う 何かを 知りたくて 探し始めたけど それは......僕の 想像を遥かに越え それが 事件に繋がるものだったとは あの時は …

ブログ小説「遺言」約束 18話

走って走って 息からがらに たどり着いたのは 廃墟跡地だった。 僕も陽子さんも 息を整えるのがやっとで クタクタになっている所を 子供が「おじさんたちが 探してた人 ここで死んだんだよ!」 おいおい 子供が とんでもない事を 口走り 開いた口が 塞がらず…

#絵本紹介 「なにして遊ぶ」

ブログ小説「遺言」逃亡 17話

僕と陽子さんは 日が昇る 明るいうちに 行動するように決め 絶対 単独行動は取らない事を 前提に あの家の周辺を調べる事にしたが 少し......嫌 かなり不安でしかなかった。 何故なら 陽子さんは 最初の印象とは 全く別人のように 積極的で どんどん 周辺の…

ブログ小説「遺言」電話 16話

失踪なのか 事件なのか あの件以来 不安が隠せなかった...... 陽子さんを 巻き込む訳にもいかず それとなしに 遠回しだが 陽子さんは 関わらない方がいいと 話てるけど.......もどかしいだけで「私は 大丈夫だから 」 「私の心配より 明さんの お父さんを優…

ブログ小説「遺言」ハプニング 15話

陽子さんの 携帯が床に 落ちた音で 心の声が 漏れそうになるのを こらえ 陽子さんが 見ている 電話を覗き込もうとした 瞬間...... 陽子さんの 後頭部が 僕の顔面を 直撃 痛いなんて 言葉じゃ 物足りないくらい 僕は 鼻が折れて しまったかと 手で何度も確認…

ブログ小説「遺言」侵入 14話

僕 は タクシーの運転手が 話た内容を頭の中で 整理しながら 無言のまま 後部座席で揺られ 陽子さんが隣にいることも忘れてしまっていた...... 後から考えれば 陽子さんも不安だったに違いないが この時は 余裕もなく ただ事件じゃないと言う ストーリーを頭…

ブログ小説「遺言」噂 13話

陽子さんが 写真について 連絡を何日も取り続けてくれていたが なかなか 相手側と 連絡が取れず 僕たちは 直接出向く事になった。 電車に乗り継ぎ 駅でタクシーに 乗り込んだ時の事 タクシーの運転手に 住所を告げると 妙な事を言い出した。「お客さん この…

絵本ストーリー用のハンコを作って見たよ👍

100均で ひらがなの ハンコシートを購入しました。 絵本ストーリー用に使えないかと思って 作成して見たよ こんな感じで 切ったハンコと グルーガン 木の小さいのを 使って テーピングをし 可愛くして見ました❗ 試しに 絵を描いて 押して見たら なんか いい…

ブログ小説「遺言」 調べ 12話

音声のない この僕の映像を見ていたら 突然 映像が途切れ 父さんのアップに 変わった...... 父さんが 何を話ているのかも 分からず 動く口元を 読み取ろうとしたが 分かるはずもない......唯一 最後の所が スマナイと 言っているように 思えた。 もどかしさ…

絵本完成しました\(^o^)/

ブログ小説「遺言」映像 11話

陽子さんと 父さんの事を調べる事になって とりあえず 父さんが使っていた雑居ビルの奥にある 事務所を拠点にし そこで仮眠もできるように 簡易ベッドを置いた。 一週間過ぎて カメラの現像と腕時計を取りに行き 早速 事務所に戻り 陽子さんと 調べる事に...…

ブログ小説「遺言」一緒に 10話

ドアの開く音に 僕は驚き 振り返ると...そこに立っていたのは...... 「よっ陽子さん?!どっどうして ここに......」 あまりの驚きで 次の言葉を 失い フリーズしたまま 固まってしまっていたら 「えっ あっ 、すみません......勝手に入ってしまって......」…

ブログ小説「遺言」残された気配 9話

僕は 手に入れた 父さんの遺品から 何か分かるかもしれない......そう思い 電池がなくて 動かないのか それとも壊れてるのか まずは 腕時計を 知り合いの時計屋に 見てもらうことに...... 知り合いが言うには 少し特殊な作りになっていたらしく 数日 預から…

ブログ小説「遺言」真実の手前 8話

電車に 揺られながら 帰り際に 渡されたメモを見た......そこに書かれてあったのは 陽子さんの 携帯番号だった...... もう 会うこともないのに 僕は そのメモを そっとリュックの ポケットに忍ばせ......自分の行動に なんだか笑えた...... 色々 思う事はあ…

ブログ小説「遺言」 名前 7話

長い間 父さんは......この女性の事を 気にかけ 会いに来てた......そんな事は 僕も 知るはずもないが 母さんは 知ってたのだろうか...... ふと そんな事を 思ってしまった。 僕は 父さんの子供で 大人の事情とやらは 考えた事はなかったが もし 夫婦だった…

ブログ小説「遺言」 深まる謎 6話

女性が持ってきたのは 腕時計だった。 腕時計の 針は止っていた...... 「その腕時計は 預かる時には もう動いていなかったので......」 何故 父さんは 動いていない 腕時計を わざわざ 預かってもらったのか...... その意図が 分からなかった。 それに......…

ブログ小説「遺言」疑惑 5話

家にいつ帰るかも 分からない 父さんの帰りを 待ってた頃もあったが......いつからか その思いも薄れ 居ないものと 思うようになってた...... そんな昔の事を 思い出したからと いい思い出なんて......なかった。 そんな妙な感情を 打ち消すために 次の場所…

ブログ小説「遺言」 乱れ 4話

帰り際 おばさんは 僕の目を ジーっと見つめながら 「あなたは お父様の事 どう思ってるの?」 唐突に 聞かれ どう答えようか 少し迷ったが 僕は 正直に答えた。 「僕は......父さんと あまり......ほとんど一緒に過ごした 記憶がないんで......本当のところ…

ブログ小説「遺言」鍵 3話

駅のプラットホームを出て 改札口を通ると あの頃とは 違う景色が目に飛び込んだ。 二十年も前になれば 当然街並みは変わってしまうだろう......ただ、この駅は あの頃の 面影が多少 残っていて 懐かしさを覚えた。 駅の階段を 降りてすぐの タクシー乗り場…

ブログ小説「遺言」挑発 2話

僕は 車窓に写る 自分の顔が なんだか嬉しそうに見え 心の中では この状況を楽しんでいるのだと 気づかされた...... 父さんが 残した 遺言には(父さんの 遺産が 欲しければ 探してみろ お前にできるなら......) と、僕を 挑発し いくつかの 住所と名前が書か…