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小石川弥生のブログ小説

ブログで小説 絵本、イラストを書いています。

ブログ小説 38話「闘い」

全ての 記憶を取り戻したセドは 100年前 守れなかった者を 今守るために 神の前に立ち憚る

「セドよ!この地球で何を望む!お前が見た ほんの一部に過ぎん人間たちの感情で 何を問える?

人間とは 私利私欲で 己を滅ぼし そして、マリアを滅ぼす ......」

この時 呆然と立っていた ネリネが神の言葉を遮る

「それでも......マリアは 人を導く事を 選び セドに託した......それが 神には 分からないのですか?
どんな困難でも 人が生きるための道をつくったマリアの 心が分からないのですが?
神は なんの為に この地球をつくったのですか?」
ネリネは 心の底から 問いかけました。
神は 無情にも
「地球を創作するのに 意味などない!ただ 創作物を眺める それだけだ。」
そのお言葉に セドの沸き上がる感情が 抑えられず
「今ここで 私は あなた様に支える身ではなく あなた様と 相違入れない身として 私はここに立ちます!」

そして、ネリネも同じ思いで 神の前に立つ......
セドは 一言 神に
「あなた様が 意味もなく創作した地球に暮らす マリアだけを 天界へ連れてゆく その行為こそ あなた様の私利私欲の感情だと お気づきください!」

その言葉が 合図となり
暗雲の空気が流れ 初めて神の顔に感情となって表れた 怒りの表情
セドとネリネ向けらた その怒りは 空を闇に変え 大地を震わせ 稲妻を大地へと叩きつけた。

セドとネリネは 呪文を唱え 神が繰り出す 稲妻を交わし 神の力を押さえ 反撃の 炎を纏い 神へと解き放つ

しかし、そんな攻撃が効くはずもなく 神の放つ 稲妻に二人は 大地に叩きつけられた。

何度も何度も 立ち上がり 立ち向かう
セドとネリネの攻撃を 嘲笑うかのように 無意味で 神にダメージなど つけれる隙もありません。

セドもネリネも 全身全霊 守る者の為に 闘った......
神の圧倒的強さを前に 怯む事なく 挑む二人
しかし......全ての攻撃が見透かされ 傷一つつけることができない......
そして、神の 手から 光の輪が......それを 容赦なく セドに向け 放つ!
セドが どんなに防御し 交わしても その光の輪は セドを狙い 逃さなかった。
ネリネは なんとか その光の輪を セドから 離そうと 必死に 呪文を唱え 攻撃するが なんの効果もなく

とうとう 光の輪は セドを捕らえ 体の動きを 封じ込めてしまった......そこから 電流が セドに激しい痛みを与え
その痛みに 耐えるのがやっとのセドでした。

その時......