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小石川弥生のブログ小説

ブログで小説 絵本、イラストを書いています。

ブログ小説「見つけたもの」9話

「いつも、娘のために...ありがとうね......ゆっくり見ていって......」
ドアを開き 母親は書斎を後にした。

ゆっくり中に入ると 壁面全体が本で 埋め尽くされ その数に圧倒され 言葉が出ず 息をのんだ。
まるで図書館のような この場所で サクラは ここで本を読み 時を過ごしていたんだ。

この書斎は サクラが一番好きな場所
サクラが どんな本を読んで 何を思って感じたのか 知りたかった......

そして、何気なく 見つけてしまった......書物......ページをめくり
時が過ぎるのも忘れて......読み続けた......

これは......読み進めるにつれて 気になる文面が......

儀を受け継がれし者 星流るる時 大地はざわめき 願わくは 叶えし事柄 実るる......
意識有りて 眠りし

目覚めるしは 星流るる時 大地はざわめき 血受けぬ者 現れし 願わくは 叶えし事柄 実るる......滅びる 大地広がりて 苦し日々 流るる

願い叶るて 信るれば やがて 一つになりて
滅びる大地に 芽が宿り 再び生となりゆる

書物の 表紙を見ても
何もない......何の本なのか......誰が書いたものなのか......頭の中を 巡る一つの可能性に......心がざわつく

その時 カランと床に何かが 落ちる音がし
床を見ると 何かのカギらしき物が 足元に落ちていた。
拾いあげ やっぱりカギだと 気づいたが 何のカギだかは 分からなかった。
とりあえず ポケットに忍ばせた......

時間をかけ 書物を調べたくて 母親に頼み 書物を借りる事にし
書斎を後に......
そして、家にに戻り
書物の続きを読み始めた。

3分の2くらい読み進め 次のページを巡ると
カギ穴が......残りの3分の1は 箱状になっていた......もしかして
僕は ポケットから 見つけたカギを 取りだしカギ穴へ
カチャ
カギが開いた......
蓋を外すように 開けると 中に......
B4サイズくらいの ノートが......

取りだし ページを巡る
そこには......


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