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小石川弥生のブログ小説

ブログで小説 絵本、イラストを書いています。

ブログ小説「過去の記憶」22話

僕の問いに ゆっくりと 女は話始めた。
「この話は きっと......あなたは 理解できなく 戸惑い 疑念を抱くでしょう。
何故なら サクラは......あの日を 何度も何度も 見ていたから......私も 最初は サクラの妄想で おかしな事を言う子だと 思ってました。
私の 素性を明かすことは できないけど 隕石がある街にだけ 集中して起きた あの日の一年前から 秘密調査を 私たちは 行っていました。
その経緯は 今の時点では お話する事は できません。すみません。
その頃に 幾度となく サクラを見かけ 話すようになった頃
初めは 妄想だと思って 半分聞き流していました。
でも、何度目かの時に 隕石の話を サクラが話
私は 驚きが隠せませんでした。
私たちの 調査は その隕石に関する事だったからです。
それから 私は サクラの話を 真剣に聞きました。
それが あなたの事です。
そして、何度も繰り返している事を......
サクラは......過去の記憶を もったまま 生まれ あの日を何度も見てきた......
そして、それには 続きがあるという事
ただ それは 微妙に変化している事に......
気づいたのは サクラが意識を取り戻してからで......
この先 起こる地球全体に 関わるかもしれない出来事を 食い止めるには サクラとあなたの協力が 必要なんです。
今 サクラは とある研究所で 保護され そこで 私たちに協力して頂いています。
一日だけ 持ちます。
その間 気持ちの整理をし 返事を聞かせてください。
ただ......了承だった場合は......今の生活に戻る事が できなくなる可能性が......」

この時の 僕は......一枚壁の向こう側で 聞いているような 遠い感覚に襲われていた......