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小石川弥生のブログ小説

ブログで小説 絵本、イラストを書いています。

ブログ小説 「僕らが見た空」小石川弥生作

2xxx年
僕の名前は 板谷 トオル 18歳 高校を卒業しリサイクルショップに入社
彼女は いなく 平凡で退屈な毎日を送っていた......あの日までは......


7月に入り 蝉の声はミーンミーンミーンと
朝から うるさく ジメジメした蒸し暑い中
寝苦しさで 起きるはめになった。

高校を卒業後 アパートで一人暮らしを始め
まだ テレビもなく いつもラジオを聞いて 一人をまぎらわしていた。

今日も ラジオを入れ 食パンにバターを塗りながら ヤカンで湯を沸かす
カップに インスタントコーヒーを入れ 甘党の僕は スプーンに 砂糖を3杯入れ そこに 湯を半分入れて 牛乳を注いだ。

ラジオから
ジジジィー ジジジィー ノイズが入り 何を言ってるのか 分からない。

「ジジジィー緊急......せ ジジジィー7日......」

ラジオを揺さぶり 叩いた......が 直らなかった。
しょうがないから 後で出勤したら安いラジオを買うか
僕は こういう時 リサイクルショップでよかったと つくづく思った。

8時半 アパートを後に......

店は 歩いて 30分くらいで 案外近くで
この日も いつも通り歩いて向かってた。

あれ?なんか......いつもとちがうのか...
そんな事を思いながら 店に......向かうが
近所の家から出てくる人が 皆慌ただしく かなり 焦ってるように見えたけど...なんかあったのか くらいにしか思ってなかった。

けど......進むに連れて
慌ただしさは ピークで 大通りに出たら 車もいつもより 渋滞.....いや 違う!
事故??パニック??
僕は その辺に いる人に
「すっすみません......あの......なんか あったんですか?事故ですか?」
振り返る その人も パニックで 何を言ってるのか分からない......

しょうがないから 後で店の皆に聞こうと 少し足を早めながら向かう

店には まだ誰も来てなく 予備の鍵で 店を開け カードでセキュリティを解除し中へ
真っ暗な中 電気をつけ 準備しながら 皆を待った......

9時......10時と時間だけが過ぎ まだ誰もこない
突然
トゥルルルー トゥルルルー
僕の心臓が 一瞬ドンと中から叩かれたように 驚き 急いで 受話器を耳に
「お電話 あり......」
と、言おうとした時
「あっ!板谷くん 何やってるの!ニュース......プープープー」
「もしもーし もしもーし」
途中で 電話切れた......

なっなんなんだよ...定休日じゃないだろう......ニュースって なんだよ......ったく
ブツブツ文句をいいながら 僕は店にある ラジオに電池を入れ ダイヤルを回しながら 周波数を合わせた ノイズが入り なかなか 聞き取りにくく 僕は店の外へ......

その瞬間
ゴゴゴゴゴゴー ゴゴゴゴゴゴー
空から 物凄く大きな爆音が聞こえ
僕は空を見た......