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小石川弥生のブログ小説

ブログで小説 絵本、イラストを書いています。

ブログ小説 36話「神」

マリアに思いを 伝えずには いられなかったセド......しかし
マリアの反応はなく 言葉ももらえず 日々が ......
何もなかったかのように 流れ
セド自信も 何も言わなかったように 今までと変わらず マリアとの時間を 過ごしました。

セドの中に 生まれた人間的な感情 それは曖昧で......でも 幸せな心になれる

マリアの側にいられるだけで......ただ それだけで幸せだと......

そして、決断しなければならい事実
地球を消滅させると言う 残酷な命

セドが選んだのは......この地球を守る事

しかし、守るとは......セドの最大の難問でした。

どう守るのか......考えてもたどり着く答えはなく
そして、最悪の状況......
守らなければならない時が......何の前触れもなく 突然やってきたのです。

それは、いつものように マリアと一緒に 畑仕事をしていた時でした。

空から眩いばかりの光が照らされ その光の中に......

セドもマリアも その一瞬で悟り 膝不味く......神々しい立ち姿 まさしく神

神は 一瞬でセドの前に......立つと
「セド 時は終わりです。マリアを連れ天界へ参る......その後 地球を消滅せよ!」

そのお言葉に対して セドは ......初めて自分の意思をお伝えしました。
頭を深々と下げたまま
「私ごときが あなた様に もの申す事は最初で最後であります。どうか、お耳をお貸しください。」

神は うっすらと笑みを浮かべ
「ほぉ〜......セドよ 話してみるがよい」
セドは 顔を上げ その透き通る程の純粋な眼で 神に
「有り難き お言葉に感謝致します。
私は、あなた様の命を受け この地球に降り立ちましたが......この地球に暮らす人間と言う生き物の 感情と言うものに出会い 天界には存在しない 人を思いやる心 嬉しい 悲しい 楽しい......様々な奥深い感情の中で 支えあい 生きている事を知りました。
私は、あなた様に頂いた時の中で この人たちに 学びました。
そして、その感情と言うものは とても大切なものだと 知りました。
そんな大切な感情の中に生まれ 生きている人たちを......
私は......消滅させる事ができません......
いえ......してはならないと思います。

どうか......この地球を消滅させる事はお考え直しください。」

また、深々と頭を下げ 神のお言葉を待ちました。