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小石川弥生のブログ小説

ブログで小説 絵本、イラストを書いています。

ブログ小説「遺言」一緒に 10話

ドアの開く音に 僕は驚き 振り返ると...そこに立っていたのは......
「よっ陽子さん?!どっどうして ここに......」
あまりの驚きで 次の言葉を 失い フリーズしたまま 固まってしまっていたら

「えっ あっ 、すみません......勝手に入ってしまって......」
なんだか 分からないけど 二人で フリーズしてる この状況が 急に おかしくなって 笑ってしまった。
もちろん 陽子さんも......
暫く笑って ようやく 僕たちは 落ち着き 陽子さんから 切り出してくれた。

「驚かせて すみません。なんて......いいますか......柏木さんが 帰ってから 気になっていて 柏木さんが お父さんの事で 色々調べているなら あの......私にも手伝わせて もらえたら......と言うか 手伝わせて ください!」

そう言って かなり深く 頭を下げ続け 僕は どうするべきか 悩んだ......なかなか頭を上げてくれず お願いするしかないような そんな感じだった。

「もう 頭を上げて ください。こちらこそ 陽子さんが 手伝ってくれるなら 助かります。」

その言葉で ようやく頭を上げる 陽子さんの顔は 頭に血が上り 顔が真っ赤になっていて......なんだか 健気で 面白い人だと思ったのを 覚えてる。

一応 陽子さんには これまでの経緯を話 協力してもらうことになった。