crossorigin="anonymous">/script>

小石川弥生のブログ小説

ブログで小説 絵本、イラストを書いています。

ブログ小説 「遺言」 携帯から33話

 

ドクン  ドクン ...ドクン

緊張のせいか やけに喉が渇く......と、思った

その時...矢上さんの声が

「そこを曲がったら つくぞ」

そう言いながらハンドルを大きく右へ...

止まった先は、一軒家だった......なぜか意外すぎて 言葉を失ってしまい さらに本の一瞬だけど目的を見失いかけてしまった......

「おい!どうした?」

また、矢上さんの声で 現実に戻り

足を前に進め 門の前に立つことができた。

表札には......

ブーブーブー  ブーブーブー

パンツのポケットの中で携帯電話が 小刻みにブルブルとふるえて

「すっすみません、携帯が」

矢上さんに断り 携帯の画面を覗くと 陽子さんからの電話だった。

慌てて 画面の受話器マークを指で右にスライド

「もしもし、陽子さん どうしたんですか?」

???

(あれ?きれた......どうしたんだろう?)

今度は 僕から陽子さんへ電話をかけてみた。

何故か繋がらず 不安が過る

僕は、直ぐに矢上さんに報告を

「すみません!なんか陽子さんから 電話だったんですが、出ても 何も話さないで 電話が切れてかけ直しても なんでか出ないですよ!

なにか あったかもしれなくて......」

矢上さんの大きな手が 僕の頭を軽く撫で 

「分かったから...」

そう言うと ワゴン車に乗り込みエンジンを吹かした。

僕も 直ぐに乗り込み

今来たばかりの道のりを 引き返した......

(父さん...ごめん)

僕は この時 表札の名前が何故

あの人と同じなのか......頭に過ったが 陽子さんへの心配が勝り 頭の中は 陽子さんの事でいっぱいになっていた...... 

Punkt. MP02 New Generation 集中力を取り戻す携帯電話 SIMフリー 4G LTE ミニマリスト 日本語対応 nano SIM【日本正規代理店】… (ブラック)