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小石川弥生のブログ小説

ブログで小説 絵本、イラストを書いています。

ブログ小説「遺言」ハプニング 15話

陽子さんの 携帯が床に 落ちた音で 心の声が 漏れそうになるのを こらえ
陽子さんが 見ている 電話を覗き込もうとした 瞬間......
陽子さんの 後頭部が 僕の顔面を 直撃
痛いなんて 言葉じゃ 物足りないくらい 僕は 鼻が折れて しまったかと 手で何度も確認し 陽子さんを睨んだ......

陽子さんは 後頭部を 両手で抱え込み 悶えているが どう考えても 僕の方が痛いだろうと 叫びたかったのを 我慢し
「大丈夫か?」
と、100歩譲って 大人の対応を......
「えっ!!大丈夫ですか?明さん!ちっ血が......血が 鼻から」
僕は 慌てて 腕の袖で 鼻を拭くと 暗くて 見えにくいが 明らかに 袖に何かがついてるのが 分かった。

僕も 陽子さんも なんだか 慌ててしまって とっ散らかりながら 陽子さんは バックから ハンカチを 出そうと必死で

僕は 上を向きながら 喉に流れ込む 血で 気持ち悪く 一先ず 家を出た。
なんだか カッコ悪くて 気まずく ハンカチで 抑えながらいる 自分の姿が 哀れで 帰りたかった。

それを 察してくれたのか タクシーを呼んで くれる陽子さんに 少しだけ 感謝した。

事務所に戻り 落ち着いた 頃合いで 陽子さんが 話てくれたのは
留守電に入れた 伝言が 消えていたと言う事だった......

三者が 意図的に 消したか 本人が戻ってきて 消したか......そこは 定かではないが
ただ言えるのは 確実に何か 起こっていると言う事だった。

危険かそうじゃないかは 別として......