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小石川弥生のブログ小説

ブログで小説 絵本、イラストを書いています。

ブログ小説 セドが愛したのは......壊れなかった人間 小石川弥生作

「再開」一話

数年後 その日の 始まり......

扉に刻まれた文字は
「封印されし者 扉の崩壊と共に 悪しき
人間を導く 使者となれ」

それは 約束の日が 来た事を告げる
扉の崩壊だった。

「......」
(約束の時がきた...... この扉の向こう側に 出る日がくるとは......罪深き人間のために......)

数年も前に この扉は人間に 封印され 人間界から セドは消えた.......はずだった。

「もし私が死んだ時 この扉は 崩壊するでしょう......それは 悪しき人が 溢れた証 その時は どうか......人々を導いて あげてください。」
シャーマンこと マリアは セドとの境の扉を閉じ 封印を......
扉の向こう側で セドは叫ぶ
「マリアー!」
(なぜ......私が人間を...導くと...)


崩壊した扉の前で セドは羽を広げ
人間界の空を舞う
そして、始まった!悪しき人間の導きが......そして、地上へと 降り立つ

地上には 闇に落ちた 負のオーラが 漂い 悪に満ちていた。
(これは...... こんなにも 変わるものなのか......マリア...私に どう導けと......)

セドの足は 自然とマリアが 暮らしてた家と向かう

マリアの家の前
結界が破られ 家の中は 荒れ果て 人骨が横たわっていた......
(......マリア......いったい何が......)
人骨に そっと手を触れ 読み取れる 全ての情報を 頭の中へ......
今、セドの頭の中は マリアが見たもの
全てが 映像となり 流れていた。


時が止まったかのように 静まり返る
部屋 時間だけが 動いているはず......

突然 セドの体から 黒いオーラが 流れ出し セドの叫びと共に 激しい渦を巻き
セドの全身を 黒いオーラが包み込む

そして、セド自信 悪魔だった事を 実感した瞬間だった......。
つづく