小石川弥生のブログ小説

ブログで小説 絵本を書いています。

ブログ小説「まやかし」10話

f:id:z-zero:20190718210446j:plain それは、人目を惑わし 作り上げられた
偽物の声......化け物
"まやかしが "マリアと子供たちの すぐ目の前に 現れ
子供たちは 恐怖のあまり 言葉を失い
体が硬直......逃げる事も できなく
マリアの後ろで ただ震えてる......

「☆〜$*&+=◯〜/」
呪文を唱えながら
マリアは 空間指文字
"朱"を描き 結界で 聖域を作り......
子供たちを確保する
そして、
それは一瞬の出来事で
子供たちの親を 取り込んで できてしまった"まやかし"は 大木のように巨大
人ではなく 化け物化し 黒々とおぞましいオーラを纏い迫ってきた。

マリアは、呪文を唱えながら 手刀を縦.横.縦.横と空切
空切する度 "まやかし"は けたたましく
もがき苦しむ
そして、左右斜空切
「悪しき魂 この世に 悔残なかれ 浄化されし 天へ参れ」
そう言って
優しく"まやかし"の体に手のひらが触れる......けたたましく もがいていた様が ゆっくりと溶け まるで何かに 解き放たれたかのように 黒々としたオーラが 天へと昇る

黒々としたオーラが 消えた中に 子供たちの親が 気を失い 横たわっていました。
マリアは
「ふぅッー」
と、息を吹きかけ 結界を解くと
子供たちは 泣きながら 親のもとへと 走り出す

マリアは 安堵を浮かべ その場を後に......

この日の夜 少女はマリアの前に姿を見せた......

ブログ小説 「はじまり」9話

f:id:z-zero:20190628204401j:plain

光を越えて 最初に出会った マリアは......迫害を受け 孤独の時を 過ごしていました。

何故、マリアは迫害されていたのか...
それは、マリアの持つ 特殊な能力が人々には 普通の人間と 思われず 怪しい者 気持ち悪い者 悪魔など......と思われ 酷い扱いを 受けていました。

そんなマリアを 初めは 見てるだけで助ける事もなく 観察してるだけの少女が......ある日を境に マリアの側に......

ある日
それは、突然やってきた......マリアが暮らす家は 人々が暮らす 村から離れた森の中 迫害を受け 村から追いやられ
たどり着いた 唯一の場所.....

そこに 迷い込んだ 子供たちが 帰り道を忘れてしまい 泣いていました。
偶然見つけてしまった その状況にマリアは 子供たちに ゆっくりと優しい言葉で
「どうしたのかな?大丈夫だよ!泣かないで お姉ちゃんに 話してみて なんとかなるから......」
そう言って 子供たちの 頭を優しく撫でる
そんなマリアの 優しさで 一気に心が緩み
「お姉ちゃん〜‼」
と、子供たちは マリアにしがみつき 大きな声で 泣きじゃくる
そんな 子供たちを 一人一人 優しく包むように
「よしよし......大丈夫だからね...よしよし分かったから......心配ないからね 大丈夫......よしよし」
マリアは 子供たちが 泣き止むまで ずっと励まし続けた。
一人の子供が
「道に......道が ...分からなくて......ヒクッお家に帰れなくて......ヒック」
マリアは ニッコリと微笑んで
「そっか!よし‼じゃお姉ちゃんが お家まで 連れていってあげるね」
その言葉に 子供たちの顔が 笑顔に変わり
「よかった!ありがとう!お姉ちゃん
ありがとう!」
子供たちは 顔を見合せ 手を叩いたり 飛んだりしながら 喜び マリアに抱きつきました。


森の中
みんなで 手を繋ぎ 歌を唄いながら
暫く歩くと どこからか 声が聞こえて
子供たちは 一斉に
「あっ!ママの声が聞こえる!」
「パパの声だ!」
「おっ...おかあ〜さ〜ん!」
「ここにいるよ!」
と、繋いだ手を離し 声の方へ走り出しました。

マリアの顔が一気に凍りつく......
(この気は......まやかし......)
マリアは全力で 駆け出し 子供たちの前に立ちはだかる......そして

ブログ小説 「マリア」8話

f:id:z-zero:20190605215233j:plain


少女は、マリアの事を 語る...
「私が式神として この世界に誕生した日...............」
(回想)

100年前
長い黒髪を簪(かんざし)で束ね桜色の着物を着た 色白のとてもキレイな女性がいました.....その女性の名は マリア

その日 マリアは 閉ざされた扉の前で
念を込め 呪文を唱え 術をかけ
やがてくる 己の死をかけて この扉が開く事を願い 文字を刻みました。
(......セド)

そして......自分の目で見る事のできない 未来を......セドを......式神に託したのです。
式神として 少女は この世に生をなし
マリアの意志を繋ぐために......

あの日 満月の夜

マリアは 少女に伝えた事があります。
「あなたに頼みがあります。私は、神との約束を破り 罪を犯してしまいました......その罪のため 神罰を受ける身となってしまい......心優しいセドを 神に封印されてしまいました。この人間界も守る事ができません......
この先 私が何度死んだら 封印が解けるかも 分かりません。
それでも......この人間界を 守るには 封印を解いて セドを導かなくてはなりません。
でも、封印が解けるのは 私が死んだ後......それに......セドの記憶は 神に消されてしまって......私には伝えるすでがありません。あなたには その役目をお願いします。
あなたには 私の力を 全力で使えるように 呪術を施してあります。そして大事な学びを与えました。
あなたが いつになるか分からない
長い年月を あなたの意志で たどり着けるように......時空を越えて セドの封印が解けた日を 探してください。
私は......ここで祈っています。」


マリアは 月の力を借りて 呪文を唱え
右手を空にかざし 2本の指で 文字をなぞり 円を描くと そこから光が広がりました。
そして、少女に
「ここが 時の入口になります。ここから時空を越えてください。」

少女は マリアと別れ時空を越えた......

ブログ小説「決断」7話

太鼓 平胴太鼓1尺2寸 集成胴(直径36cm

(神の被造物ならば 何故私は 神の意思に背き 下界の人間を......それに
天使だった時の記憶もなく この状況で 闘えるのか)
疑問に思いながらも セドは 頭の中を整理する。

(マリアの存在が 記憶の中に残っている
私がマリアを......愛してる...そして、マリアも......
神がマリアの存在を 封印できない程の愛 ......愛してた記憶などないのに......神は 想像を絶する程の 力があるはずのお方......本当に封印できなかったのか......それとも しなかったのか......それを 確かめるには やはり闘うしかない!)

少女と共に 闘う事を 決断する。

まず、少女は 人間界の欲に満ちた 闇のオーラを消滅させるため 少女の暮らす小屋がある 廃墟ビルに結界を張り
ここを拠点とした。

セドは、少女に何故 今封印が解けたのか 100年の時をかけて 何故 この時代で封印が解けるのか問う
すると少女は 100年前のマリア そして 時空を越え 共に封印の謎を解き明かす為 一緒に過ごし闘い 諦めなかったマリアたちの事を語り始めました。






ブログ小説 「代償」6話

TREEWETO クラシック ローマ数字 機械式 懐中時計 ペンダント チェーン付き ブロンズ

少女の口から真実が語られる
「そうね......何故あなたが マリアの存在 名前を覚えていたか......
それは あなたがマリアを......心から 愛してたから
そして 、マリアも......
決して叶わぬ恋と知りながらも......
二人は...
そして 神の怒りを受けた......天界人が下界人を愛することは 犯してはならぬ罪
人間界で言う身分の違い 住む世界が違う なぜなら
あなたは 神の被造物 天使なのだから
神が許すはずがない!
神は あなたの記憶と本体を封印し
マリアの 住む下界に神罰を与えた...
人々は欲にかられた 魔物と変わり果て
マリアの最後は 幾度となく 無惨な死が待っていた......
100年前 あなたが封印された後
マリアは 何年 何十年 何百年立ったとしても
あなたの封印をとくため 封印された扉に 自らの死をかけ 封印が解けるように 念術を施しました......
でも、さすが神の封印 簡単に解けるはずもなく 時がたち やがてくる
この世の果て......
マリアは 自分と同等の力を持つ 思業式神をつくり 時空を越え 未来にかけ
たどり着いた 100年後 それが今......
そして、私がその式神

あなたの封印が解ける日がくるまで
何度も何度も マリアの死を......

セド......あなたは神と闘える?」

小説家になろう
天使のココロと悪魔の渚
守護神ハデスの恋
そして、認知症になった父と母
僕が愛したのは幽霊の彼女
など、書いています!
こちらの方も
ぜひ、読みにきてくださいね!

ブログ小説 「少女」5話

Tyou 水晶球 水晶玉 クリスタル クリア ボール レンズ ボール 無色透明 クリスタル ボール 40mm 風水 占い 結婚式 装飾品



振り返る少女は どこかマリアに似ていた......
(何故......私の名を......?)
セドの戸惑いをよそに
少女は 水晶玉をセドにかざすと
「...セド......ちょっと着いてきて」
意味深な 言い方をする少女に 興味深くセドは素直に従う
何故なら ただの人間なら その全てが
セドには見えるはず
しかし、この少女には 何も見えてこない それは マリアと同じ 特殊な能力の持ち主なのか
セドは この少女と 関わる事が この状況の謎に......そして、マリアの謎に 繋がるのではと 思わずには いられませんでした。

少女に連れられ 雑居ビルの屋上へとたどり着く そこの一角に 小屋がもうけられていました。

「入って」
少女は 無表情のまま セドを招き入れた。
小屋の中は狭く部屋の真ん中には 少女が持っていた水晶玉の 何十倍もの水晶玉が 置かれ そこには真界が張られています。
(......真界!?)
セドは 驚いた。
真界は誰でも 張れるものではない!
(この少女は......)

少女は 大きな水晶玉の前に 腰を落とし ゆっくりと語り始めた。
「あなたの事は マリアから 聞いています。あなたは 数年前 マリアに封印され 人間界から 閉ざされた(状態と思っていますね。そして、マリアが亡くなり 封印が溶けたと......でも、あなたを封印したのはマリアじゃなく神 そして、数年前じゃなく 百年前です。あなたの封印が溶け見た物は 今の現実世界でのマリア あなたは封印される前の記憶は 神に封印されたまま 開く事は できない。」
戸惑うセド
「......私の記憶は......それなら何故 マリアの顔も 名前も私の記憶に あるはずがない......封印されたのなら 何故?!」

そして、少女は真実を語る

ブログ小説 「謎」4話

呉竹 硯 本石 青藍 4.5平 HA205-45
あれから マリアの過去に 出会った
人間をたどりながら セドは 不思議に思う
マリアの父や母は 確かに存在していたが 他に見た記憶の人間は 存在しなかった......

(何故 存在しないのか......マリアが見せた記憶は 偽りなのか 嫌......マリアの父と母は......!?)

もう一度 マリアの母の元へ セドは飛び立つ
介護施設があったはずの 場所に施設は存在しなかった......
セドの頭の中は もう......マリアの見せた映像に 亀裂が入り バラバラに 壊れ始めていた。

気がつくと 周りの景色も 歪み始め やがて セドの周りを 黒い人影が包囲する
(これは......)
考える暇もなく 黒い人影はどんどん 集まり 襲いかかる......
セドは
「私を誰だと思ってる お前らごときに......」
言いかけた瞬間 あることに気がつく
黒い人影の 一瞬の隙間に 人間の姿が...見え 戸惑うセド
(人間か......しかし 何故?)

その時?!
一人の少女が現れ 手にした水晶玉を 空にかざしながら
「悪しき者 己の心を見失い 愚かな欲の塊とかし これ以上罪を 犯すのなら 我の力で 地獄へ参るか......」

空にかざした 水晶玉から 光が放たれると 一瞬で黒い人影が消えた。

少女はゆっくりと 呼吸を整えると
セドの方へと振り返る
風になびくキレイな長い黒髪 真っ白な透き通る肌に黒いワンピース姿の少女

「あなたがセド?」
聞かれた事に 答える事が できない程
少女を見たセドは 驚きを隠せなかった。